Disco! Disco! Disco!

さて我らがSquare hoodの@kihiroもmixiPerfume好きを告白したところで、先日@kiと行ってきたDisco! Disco! Disco!のレビューをしたいと思います。去年の夏。あまりの混雑っぷりにしっかりと見ることができなかったサマソニが心残りで、ファンクラブに入会。リベンジとして臨んだワンマンライブ。それはもう、どれだけ心に響くものなのかと期待をしていきました。

が、ライブが終わったその瞬間でさえ、圧倒的になにかが物足りない感じ。「あんなに楽しみにしていたのに、この物足りなさは何故だろう」と改めて振り返ってみたところ、それは『Perfumeが持っている魅力と会場の大きさが釣り合っていない』ということが理由なのかなと思ったんです。

Perfumeの魅力は大きく分けて3点にまとめらます。
・低音全開のテクノちっくな音
・楽曲と合わさる 細かい芸が満載の特徴のあるダンス
・長い下積みから今もなお続く謙虚な姿勢が生む身近なイメージ
音と映像、背景物語のすべてが心地よく揃っているのがPerfumeの魅力なんです。だけど今回のライブでは会場の空間的な広さが生む
・音と踊りの到達速度の微妙なズレ。
心理的にも物理的にも微妙に遠いアーティストとの距離
が感じられました。この微妙なズレと距離が、そもそも生で歌っていない人たちの迫力をさらにそぎ落とし、期待していた『生のライブ』に届いていないと感じさせたのだなと思います。

それぞれのきちんと顔が見れて、音と踊りを見たいのなら家でDVDを見ている方がよいぐらいだし、お腹が震えるような大音量で聞きたいのなら、そこらじゅうで開催されているクラブイベントに行ったほうがよっぽど踊れる。だからきちんと見ることができなかったとはいえ、去年のサマソニの方がものすごく身近に熱気と音を感じることができて楽しかった。

『ライブが原点です。』なんて語る自分たちも今回の会場の大きさに違和感を感じたから、MCでオペラグラスを持ち込んでみたのかもしれないし、新旧の楽曲を折り混ぜた代々木Disco MIXも『みなで踊ることでなんとか会場をひとつにする』という意思の表れだったのかなとも思えてしまう。

今年の夏は新しいアルバムを引き下げてツアーもやりますが、今回の代々木よりもさらに会場の大きい後半戦はこのままでは正直微妙なのではないかと。そんな不安を抱かせました。

・・・とはいえ、『ジェニーはご機嫌ななめ』で「のっちー!」と叫ぶのもすごく楽しかったし、@kiと「やっぱりこれだよな。」なんて意味の分からない会話をしたのも楽しかったです。ということで、相変わらず聞きまくりなPerfumeが好きで、きっと新しい魅せ方を考えている新しいアルバムもツアーにも期待してまんす。

トライアングル(初回限定盤)

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Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』

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